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しがないオタクの備忘録

伊坂幸太郎『グラスホッパー』感想

ここ最近はわりと朝井リョウさん西加奈子さんの本を読むことが多かったが、今回は伊坂幸太郎さんの長編を読んでみた。

伊坂作品で読んだものは

と、まあまあな感じ。
大分前に読んだ作品もたくさんあるので記憶はあまりないです…

また伊坂作品に触れたいなと思ってなににしようかと思ったのだが、ちょうどグラスホッパーが映画化するという情報を耳にしたので、グラスホッパーにしてみた。
キャストさんが発表されてるから想像しやすいし!頭にも入りやすいし!一石二鳥!

以下ネタバレ含む感想





今まで私が読んできた伊坂作品とはちょっと毛色が違うかな?と思った。
確かに、伏線がどんどん重なっておもしろくなっていく感じはしたけど、どれもあからさますぎた。

序盤の信号の点滅のシーンや、スズメバチの黄と黒、ホームレスの幻覚の話、トーキョートブンキョーク、などなど。
「ああ、ここ伏線っぽいな。」って予想したところがバンバン後半で出てくるのでそこは気持ちよかったかも。
でも他の作品で感じた「わ〜〜〜〜!!!繋がってるううう〜〜!!!んぎもぢいい〜〜〜〜!!!」感はあまりなかったです(気持ち悪い)。

キャラクターについて。
鈴木が生田斗真、鯨が浅野忠信、蝉が山田涼介っていうのを頭に入れて読んでみたけど、鯨は本当にぴったりだと思った!鯨はね!
鈴木は、とーまくんこういう演技しそう!!!っていうキャラクターでした(笑)。
蝉は、想像つかない。今までにない山田涼介が見れるかも!ってわくわくしてます。てか、原作は茶髪なのに銀髪にした意味あったのかな… あと、ビジュアルを見ているとめっちゃクールな殺人鬼フゥ〜〜!!!って感じするけど、原作はうるさいから蝉なのであって、山田くんがやると静かになりそう。
でも、伊坂作品の映画はどれもおもしろかった記憶があるので、楽しみにしてま〜〜す!!!

グラスホッパーの感想を読むとだいたい話題になるのが最後の一文ですよね。
私もあれを読んだとき「はぁ?!」ってなって、今もなってます。
いろいろな解釈のできるラストだけれど、個人的に夢オチは嫌いなので、映画ではどこからどこまでを幻覚にするのか楽しみなところ。



次は何を読もうかな〜〜。
確か、何者が家にあった気がするので、夏休みが終わるまでに読もうと思います。
文庫本を1日で読み終えてしまうのやめたい…
朝井リョウさんのエッセイの感想も書こうと思ったんだけど、おもしろすぎて読むのに時間かかっちゃって絶対書けないやつ。
でも、ちゃんと最後まで読んだよ!